小さな小さなスミレ~フモトスミレ&シハイスミレ
スミレの仲間には大きなもので花の直径が2.5cmほどの大輪になるサクラスミレから
これから紹介するフモトスミレのように直径が0.8cm前後の花をつける本当に小さいスミレもあります。
フモトスミレだから麓に先と思いきや結構山奥で見られるスミレです。
同じように小さいスミレの仲間にはシハイスミレという綺麗なスミレも。
葉の裏が紫色をしているのが特徴です。
このシハイスミレの変種にマキノスミレというスミレもあります。
この両種の区別が難しくスミレを同定するとき必ず迷う2種でもあります。
こちらがマキノスミレです。
葉の裏が紫でなく緑色が基本的な見分け方ですが一筋縄では区別ができません。
そしてこのシハイスミレとフモトスミレは交雑種ができやすい品種でもあります。
これはフモトスミレの血が濃そうな固体です。
この固体はシハイスミレが血が濃いのかも知れません。
もしかすると変種のマキノスミレとの交雑の可能性もありますが。
このような種をハイブリット種と呼んでまたそれらにも名前が付いています。
こちらはシハイスミレ×フモトスミレでフモトシハイスミレと命名されています。
マキノスミレとの交雑ですとミツモリスミレと呼ばれています。
スミレはこのように基本の種から交雑や変種が派生して大変同定が難しいのも人気の一つです。
もう一つこちらは湿った場所でよく見かけるニョイスミレ(ツボスミレ)
この花も小さいですが株は結構大きいです。中之条では近所の田んぼの畦やなどで身近に咲いているスミレです。
2012/05/12 21:34 | 番外編 | COMMENT(0) | TRACKBACK(1) TOP